咬み合わせの不調は、以下のような症状を引き起こします。
お口の中に、下記の症状がないか診査します。
1.特に痛かったり大きく動いていたりする歯がないか
2.部分的に腫れている歯肉はないか
3.欠けたりひびが入ったり、大きく削れている歯はないか
4.歯肉近くの歯が削れていないか(クサビ状欠損)
頭頚部の筋肉を触診します。
1.あごを支える筋肉、口を開ける筋肉を触診
2.首筋や後頭部などの筋肉を触診
咬み合わせのバランスが崩れることで、これらの筋肉に痛みが生じることがございます。
続いて歯の模型を使っての診査です。
1.歯の型をとって石膏模型を作成
2.あごの運動を再現するために、あごと歯の関係を診査
3.「咬合器」という器械にセット
4.咬合器上であごの運動を再現し、咬み合わせの状態を診査
5.歯肉近くの歯が削れていないか(クサビ状欠損)
あごの運動を再現するためには、「フェイスボウ」という機械を使って、「チェックバイト」という方法であごの動きを記録し、上記の症状がないか診査します。
より詳しく、あごの運動を記録するために使います。
機器をあごに取り付けて、あごの動きを電気的に記録します。データはコンピュータで処理され、
あごの動きをアニメーションで示して、あごの位置のデータをどの時点でも詳しく示すことができます。
『CADIAX』は、咬み合わせとあごの動きとの関係を調べるために、当院では欠かせない機器と
なっています。
※ほとんどの場合、「STEP3.歯の模型を使っての診査」まで行えば診断がつきます。
顎関節症について、咬み合わせ全体に異常が疑われる場合、
治療で咬み合わせが大きく変わる可能性がある場合などは、CADIAXを使用します。